2009/6/3
通貨の自由競争
ここ数年、50円以下の小額貨幣が減っているといいます。日本銀行によると、2005年7月の硬貨流通枚数は915億7000万枚。前年同月比0.05%減と、初の減少に転じています。この変化をいち早く読み取り、07年5月にレポートを発表した第一生命経済研究所によると、1円玉から50円玉までの小額貨幣の減少は釣り銭需要の低下を意味しており、いい換えれば、貨幣を用いた決済の回数が減っているというのです。しかし、100円玉と500円玉は減少傾向にあるとはいえ、伸び率自体は堅調に推移しています。では、なぜ50円以下の小額貨幣に限って減少が顕著なのでしょうか?。
それは、普及の進む電子マネーがその主因ではないかと分析しています。貨幣には重くてじゃらじゃらするという使い勝手の悪さがある一方、スイカやパスモ、エディといった電子マネーならば1枚で済むうえ、ポイントまでつきます。使える場所も急速に増えつつあり、貨幣の「ライバル」として存在感を増してきており、「ついに貨幣の競争が始まったのではないか?」とのことでした。